鶏が屠殺された数【2022年/食肉用】
1年間(2022年)で鶏が屠殺された数
1年間(2022年)で鶏が屠殺された数は?
皆さんは1年間で鶏が屠殺された数は知っていますか?
世界(2022年)で鶏が屠殺された数は、752億867万2000頭です。
食肉用(鶏)の屠殺数が多い国10か国
最も多いのが中国、日本は19位の8億。
順位 | 国 | 鶏の屠殺数(2022年) |
---|---|---|
1位 | 中国 | 114億2800万2000羽 |
2位 | アメリカ | 95億4572万羽 |
3位 | ブラジル | 61億982万9000羽 |
4位 | インドネシア | 45億7442万4000羽 |
5位 | インド | 29億8305万4000羽 |
6位 | ロシア | 25億2974万2000羽 |
7位 | メキシコ | 20億7150万4000羽 |
8位 | イラン | 18億8012万1000羽 |
9位 | エジプト | 17億1032万羽 |
10位 | パキスタン | 16億8千万羽 |
11位 | 七面鳥 | 13億4772万7000羽 |
12位 | タイ | 12億9961万5000羽 |
13位 | ポーランド | 12億9万8000羽 |
14位 | フィリピン | 11億9697万2000羽 |
15位 | イギリス | 11億2800万羽 |
16位 | コロンビア | 10億7015万5000羽 |
17位 | 韓国 | 10億3047万2000羽 |
18位 | 南アフリカ | 9億9775万7000羽 |
19位 | 日本 | 8億2170万5000羽 |
20位 | マレーシア | 8億964万3000羽 |
食肉用(鶏)の屠殺数が少ない国10か国
順位 | 国 | 鶏の屠殺数(2022年) |
---|---|---|
1位 | ルクセンブルク | 0羽 |
2位 | ナウル | 5000羽 |
3位 | トケラウ | 6000羽 |
4位 | クック諸島 | 21000羽 |
5位 | ニウエ | 24000羽 |
6位 | ツバル | 66000羽 |
7位 | セントクリストファー・ネイビス | 7万羽 |
8位 | アンティグア・バーブーダ | 74000羽 |
9位 | ミクロネシア(国) | 202000羽 |
10位 | モンゴル | 217000羽 |
養鶏場の実態
多くの人が毎日卵を食べていると思いますが、鶏がどんな環境で飼育されているか皆さんご存知ですか?
鶏の生涯
実は日本ではほとんどの鶏は、「バタリーケージ飼育」と呼ばれる、20センチ四方の身動きが取れないワイヤーの檻に一生閉じ込められています。
なぜこんな飼育で管理されているのかというと、生産効率を最優先しているからです。鶏たちはこの狭い空間で苦しみ、絶望の中で短い一生を過ごし、最後はお肉にされてしまいます。
卵は「物価の優等生」と言われ、1960年代からその価格の変わらない卵の安さの裏で鶏たちは多大な犠牲を強いられています。
ひよこの生涯
一般人にはほとんど知られていないですが、ひよこはオスで生まれた場合、粉砕機に運ばれて全て処分されます。なぜなら卵を産まないオスは使い物にならず、生かしておいても意味がないからです。
メスの場合はバタリーケージ飼育で一生を過ごすことになります。
鶏を助ける方法(消費者ができる事)
鶏とひよこは悲惨な生涯を送ることになりますが、鶏を助けることが可能なのかという課題ですね。
鶏を殺さない事を重視する場合
鶏肉も卵も買わないのが理想です。鶏肉は鶏の死体ですし、卵は副産物ですが、製造過程でオスひよこやメス鶏が最終的に処分されるからです。
動物福祉を重視する場合
スーパーに売られている安い卵や安い鶏肉は買わないようにしましょう。安い卵はバタリーケージ飼育の卵なので、安い卵を買うと犠牲になる鶏がさらに増えます。
卵や鶏肉は「放牧」や「オーガニック」と表示された商品を購入することを心がけましょう。
まとめ
今回は鶏の屠殺数、養鶏場の実態を簡単に紹介しました。
ちなみにあなたが本当に動物が好きなら、動物福祉を重視するのではなく、鶏を殺さない事を重視しないといけないでしょう。
自宅で犬や猫を愛でながら、ケンタッキーフライドチキンや鶏の唐揚げを食べていたら動物好きとは言えないですよね。